講義講義の内容ヘルパー3級の講義は、週1回4時間で2ヶ月続いた。 (・・そんなに行っていたのか、と思うほど、記憶に残ってない) 社会福祉の制度から始まり、 老人福祉、ゴールドプラン、新ゴールドプランについての知識や、 老人福祉施設から来られた講師の先生から、現在の施設の現状、 ヘルパーの心得、など、先生も入れ替わり立ちかわりで行われた。 一番残っている事として、 よく、医療の分野で 「QOL(Quality of life)」:日本語で「(患者の)生活の質」と訳されることがある を大切に、というような表現を使うが、 それを理解する上で必要な観念として マズローの法則、を教えていただいた。 人間の欲求は、この法則によると、5段階になっている。 一番下の欲求が満たされると、上の段階の欲求が出てくるという。 「介護」において大切なことは、4の段階であり、 ヘルパーとして、相手が希望する事を十分かなえてあげられる よう、努力すること (例えば、味付けの趣向とか、家の掃除はその家のやり方を取る、 買い物でも、なるべく相手の希望のレシピや材料を使う、など) によって、「尊重される自分=自分の存在価値」になるそうだ。 これは、介護にかぎった事ではなくって、生活の中や仕事においても、 いろんな場面で「なるほど」と思うことが多々あるので、とても 興味深いことだった。 で、絶対に干渉してはならない事として、 「相手の信条(政治・宗教など)」 ↑ これは、なるべく会話のタブーとしなくてはならない。 それから、頼まれた買い物に関係するお金の管理についても、 相手が遠慮することも想定してきっちりとレシート付きで処理 しないといけない。 たとえ、「たまたま卵が半額セールをやっていた」から、 頼まれていない卵まで買ってくる、というおせっかいは、 人によっては迷惑する、とのことだった。 実家の嫁姑問題を目の辺りにしてきた私にとって、 「あるあるあるある・・・そんな事」という事だらけだった。 義理の母や、実母となると、どうしても自分の感情抜きに介護できないと 思うが、ヘルパーとして親族以外の方を介護する場合は、結構冷静に 対象できるのではないか・・と思う。 |